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新・家元制度とは


協会ビジネスアカデミー学長 前田出(まえだ いずる)
一般社団法人日本生涯学習認定機構 代表理事


ほとんどの企業が、「集客」と「継続率」の問題に悩みを持っています。
広告で見込み客を増やし、その後、営業活動を通じてお客様になっていただく。
顧客満足度を高める努力をし、リピートしてもらう。
こうやって丁寧に事業基盤をつくっていくのが会社を成長させる確実な方法であることに間違いはありません。

しかし、ある程度成長したあとは、行き詰まりを感じてしまいます。広告を増やしても、営業活動を増やしても、見えない壁が立ちはだかっている・・・。
業界にあなたの会社しかないのであればいいですが、成長市場であるほど多くの企業が参入します。その中で「圧倒的な信頼」を得ることは、株式上場でもしない限り難しいでしょう。多くの中小企業の経営者は、この見えない壁に頭をかかえているのです。


この壁を打破する方法があります。
教育事業を取り入れることにより、業界NO.1の地位を築き上げることです。
社会的意義のある認定制度を立ち上げて、認定講師を育てることです。

あなたの会社が業界の先頭に立ち、商品・サービスの知識を標準化します。認定制度を立ち上げて、標準化された技能や知識を教える認定講師を育成します。
商品・サービスの品質標準化を行うとどうなるでしょうか?
消費者が、氾濫する不確かな情報に惑わされることがなくなります。
情報が不透明なために横行していた悪徳ビジネスがなくなります。
業界全体のクウォリティを急速に上げることができます。
そして、スタンダードを決めるあなたが業界の中心になるのです。
これが「新・家元制度」です。


「家元制度」は、古くは平安時代から、日本の芸能・芸道を広め、支えてきました。ご存知のとおり、「家元制度」とは家元が免状を発行することによって、流儀を統一・保持し、流儀のために資金を再分配するもの。何百年も続くほど安定的で収益性が高いのが特徴です。過去の納税番付には家元が何人もランクインしています。さらに、日本人の文化レベルを引き上げる「社会貢献性」も持っています。

その「家元制度」の良さを残しながら進化させたものが「新・家元制度」です。
従来の家元制度は、10段階くらいの免許があり、先生になるためには一番下の階級から一つずつステップアップしていく必要があります。習ったことを活かして仕事にしたい、先生になって教えたいと思っても、そうなるまでにはかなりの時間がかかり、途中であきらめてしまう人も多くなります。これではカリキュラムがなかなか普及しません。

それに対して「新・家元制度」は、階層のない(少ない)認定制度をつくります。短期間で先生を養成し、カリキュラムを急速に普及させます。
実際にこの仕組みで押し花は3万人、ビーズは1.5万人の先生が短期間で誕生。
その結果、驚くほど短期間で業界NO.1のポジションを獲得できました。
つまり、「新・家元制度」は
  •  安定性
  •  収益性
  •  社会貢献性
を持ち、一気に業界NO.1になれるモデルなのです。 
 

顧客獲得コストをゼロ、継続率を100%に近づける


なぜ、「新・家元制度」の仕組みは顧客獲得コストがかからないのか?
それは、生徒をつくるのではなく、先生をつくるからです。
カルチャー教室事業や多くの通信教育事業が販売しているのは「習いましょう」というカリキュラムです。「生徒」を集め続けることで事業を拡大し、収益を上げています。
こういうビジネスモデルの場合、大々的に広告を打てる大手企業以外は継続して生徒を集めることは困難です。大概の企業が失敗しています。

一方、「新・家元制度」の仕組みを使って販売するのは「先生になりましょう」というカリキュラム。好きなことを学んで先生になりたい、好きなことを仕事にしたいという人のみを募集します。
カリキュラムを修了して先生になった人たちは、自ら活躍する場所を見つけ、熱心に受講生を集め、指導や商品販売をします。先生一人ひとりが広告拠点となり、販売代理店となってくれるのです。
「新・家元制度」は、先生を育成し、起業支援をすることに力を注ぎます。
ビジネスパートナーである先生が生徒を集めてくれるので、受講生を募集するコストはかかりません。 

「継続率」の悩みも、クリアできる仕組みを「新・家元制度」は持っています。
コミュニティが機能して、会員の帰属意識が高まることです。
ただし、注意しなければならないことがあります。
認定講師をつくる6つのステップは、
  1.  器をつくる
  2.  冠をつくる
  3.  標準化する
  4.  検証する
  5.  結果を出す
  6.  コミュニティをつくる
です。これを順番にやっていきます。
多くの人が間違うのが、器と冠をつくったらすぐに「コミュニティ」を作ってしまうこと。
標準化、検証、結果を飛ばしてコミュニティをつくっても、中身のない組織になってしまいます。当然ブランド化もうまくいかず、会員数のみが一人歩きしてしまいます。
会員として得られる特典もなく、会員の帰属意識は生まれません。 

「新・家元制度」における会員はビジネスパートナーである「先生」です。先生となることで得られる「6つの報酬」があるからこそ、コミュニティが機能し、高い継続率を維持できるのです。
6つの報酬とは
  1.  お金
  2.  ポジション
  3.  やりがい
  4.  スキルアップ
  5.  仲間
  6.  人間性
です。
 

協会ビジネスは仕組み作り


2008年、公益法人制度が改定され、非営利法人の設立が簡単に出来るようになり、わずか5年で一般社団法人と一般財団法人は24,000社設立され、たくさんの代表理事が生まれました。 

私と神田昌典さんが主催した新・家元制度の事業構築セミナーには63万円と高額にもかかわらず、210社の応募がありました。
「いままでの優良ビジネスが幼稚に思えてしまう。」
「一歩一歩山を登るのではなく、一気に頂上に舞い降りる。」
「世の中を変えることになるビジネスモデル」
と、各方面から賞賛の言葉をもらい、著名な著者達も次々とこのビジネスモデルを取り入れ、協会を設立しました。

私は、2008年からの5年間は、
新・家元制度を導入した協会に繰り返し、繰り返し、理念の大切さを伝えてきました。

「なぜ、この講座を開講したいのか?」

「この講座を受講した人にどのようなゴールを提供するのか?」

「この講座はあなたの業界、社会をどのように変革するのか?」


理念を大切に講座を開講してきた協会は確実に認定講師を育成し、社会的な地位も上がってきました。たくさんの認定講師が出版して、理事長よりも有名になる協会も現れました。大学のカリキュラムに採用され、その資格を持っていることが、就職に有利になる協会も現れました。しかし、協会を設立し、1,2回講座を開講しただけで休眠してしまっている協会もたくさんあります。

何が原因でしょうか?
講座ビジネスの延長線のまま、協会を設立してしまうからです。

「器」である協会を設立して、「冠」を作り上げる。コンテンツをカリキュラム化し、テキストを教科書に「標準化」する。出口戦略をきちんと設定して、「検証」して、「コミュニティー」を作り「結果」を出す。この6つの作業が出来れば、一気に業界のトップに立つことができるのですが、明確なビジョンを持たず、お金を儲けるためだけに協会を設立しても上手く行きません。創業メンバーとなる理事も、カリキュラムを作るいい先生も、理念に共感し、一緒にあなたの講座を広めようとするいい生徒も集まってはきません。 協会ビジネスというのは業界を標準化することです。
あなたが業界のトップに立つと言う強い理念と収益モデルを作り上げる能力が必要です。
この事業によって日本の何が変わるのか、何ができるかということを明確にし、協会のビジョンとしてはっきりと掲げられないかぎり、協会ビジネスはうまくいきません。  
当たり前のことですが、志の低い組織には志の低い人、儲けたい人しか集まりません。
 

理念と収益の2本柱を作る


利益を度外視したボランティア事業としてはじめても絶対に失敗します。
ただのボランティア集団になってしまい、良い事をやっているが、業界も社会への影響も何もない、自己満足の組織になってしまいます。

ファーストステージとしての2008年からの5年間は、協会ビジネスの理念の大切さを伝えてきました。
そして2013年からはセカンドステージとして、

理念と収益の2本の柱を確立させる。

ことの重要性を伝えています。
しっかりと利益をとる仕組みを協会の中に作り上げましょう。
講座ビジネスと協会ビジネスの収益モデルは全く違います。
この違いをわからないで、認定講師を育成しても失敗します。
協会ビジネスは仕組みつくりです。

認定講師が活き活きと活躍できる場を作り出すことが協会の最大の役目です。
あなたの理念を伝える事の出来る認定講師が活躍できる場を創造してください。
あなたの「思い」をあなた以上に伝える事が出来る仲間が日本中に活躍できる場を作り出してください。 そのためにも、あなたが理念を伝え、収益を上げる仕組みを作り出さなければいけません。 

どんなに素晴らしい理念も継続が出来なければ、絵に描いた餅です。 
 

講座をビジネスとして捉える


私は講座をビジネスとして経営するには、年商3000万円を目指すべきだと思います。

「大欲」を持ち、起業家を目指して下さい。
自分の収入を上げる為だけや、自己満足で講座をするのではなく、講座をビジネスとして継続的に収益を上げ続ける仕組みを作り出して下さい。
週末起業や副業として、講座を開講する人の中から、本格的に講師として、仕事として、社会に影響を与える認定講師を輩出して下さい。
「教える事」を仕事として、「学ぶ事」の楽しさを伝えていきましょう。

そして、講座をビジネスとして成功させた後で、協会を設立して下さい。
あなたの理念を世の中に広めるために年商1億円のビジネスを作り出してください。
あなたの「思い」を形にし、業界を変える、社会に影響を与える仕事を作り出すために、認定講師を輩出して下さい。
認定講師をあなたのビジネスパートナーとして、やりがいのある仕事を作り出して下さい。

「教える事」を仕事にする認定講師を10万人作る。

そうすれば、日本は変わります。
元気になります。
私たち「教える事」を仕事にする人たちが笑顔で、
楽しい仕事をすることが日本の未来を元気にする事だと確信しています。